検索エンジンだけでなく、生成AIにも見つけてもらえるサイト設計

AIOコンサル

ChatGPTやGeminiに「おすすめは?」と聞いて商品やサービスを選ぶ人が増えています。検索順位だけを最適化したサイトは、この新しい経路では見つけてもらえません。設計段階から両方の経路に対応する考え方を整理します。

AI経由の購買が増えている、という前提

消費財メーカー各社が、自社サイトの情報を生成AI向けに見直す動きを始めています。従来は複数のサイトを見比べて選ぶのが一般的でしたが、AIとの対話を通じて情報を集めて購入する動きが広がっているためです。

調査会社の報告では、AI経由でのサイト流入は前年から大きく増加しており、AI経由で訪れた利用者の購入率は、SNS経由と比べても高い水準にあるとされています。「人に選ばれる」だけでなく「AIに選ばれる」ことが、これからのサイト設計で無視できない要素になっています。

この変化が厄介なのは、従来のSEO対策をそのまま続けているだけでは対応できない点です。検索エンジンのクローラーとAIのクローラーでは、情報の拾い方そのものが異なります。

何が『AIに読めない』サイトを作ってしまうのか

見た目が整っているサイトでも、AIにとっては情報を拾えない設計になっていることが少なくありません。特に多いのが、ブランドイメージを重視するあまり、商品の仕様や特長を画像やロゴだけで表現してしまうケースです。人間の目には自然に映りますが、AIはその画像から文字情報を読み取ることができません。

生成AIに読まれないサイトの共通点

設計に組み込むべき4つの要素

AI経由でも見つけてもらえるサイトにするために、具体的に組み込むべき要素は次の4つです。

  • 構造化データ(schema.org):商品名・価格・特長などをAIが機械的に読み取れる形式で明示します。
  • 比較・FAQコンテンツ:「AとBどちらが向いているか」「〇〇な人におすすめは」といった、実際にAIへ投げかけられる質問に答える形式のコンテンツを用意します。
  • llms.txt:サイトが何を扱っているか、主要ページはどこかをAI向けに要約したファイルを設置します。
  • 本文中の明示的なテキスト情報:画像やロゴだけに頼らず、仕様・特長を文章としてページ内に明記します。

いずれも特別な技術ではなく、既存のWordPressサイトに追加実装できる範囲の対応です。実際の進め方は、次のような4ステップで整理できます。

AI対応設計を組み込む4ステップ

既存サイトへの追加実装という選択肢

ここまでの話を聞くと「サイトを一から作り直す必要があるのか」と感じるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。多くの場合、既存サイトの構造を大きく変えずに、構造化データの追加・本文の一部書き直し・技術ファイルの設置といったピンポイントの対応で改善できます。

優先順位をつけるなら、まずアクセスの多い主要な商品ページ・サービスページから着手し、効果を見ながら対象を広げていくのが現実的です。全ページを一度に対応する必要はありません。

検索とAI、両方に効く設計思想

検索エンジン向けの最適化と、生成AI向けの最適化は、対立するものではなく多くの部分で両立します。むしろ「情報を整理して明示する」という取り組み自体が、人にとっても分かりやすいサイトにつながります。比較表やFAQを充実させることは、AIへの対応であると同時に、サイトを訪れた人の疑問を解消し、問い合わせや購入への迷いを減らす効果もあります。

まずは自社サイトの現在地を無料で診断する

ここまでの4要素(構造化データ・比較/FAQコンテンツ・llms.txt・本文の明示的なテキスト情報)は、実際に弊社自身のサイト(bizmowa.com/jp・inclusive-work)にも実装・検証したものです。16項目のセルフチェックリストで、自社サイトがどこまで対応できているかを3分で診断できます。

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まとめ

検索エンジンだけでなく生成AIにも見つけてもらえるサイト設計は、一部の技術ファイルを追加するだけの話ではなく、情報の整理の仕方そのものを見直す取り組みです。BizMOWAでは、新規のサイト構築だけでなく、既存サイトへの追記型の実装(構造化データ・llms.txt・技術監査)を中心としたAIOコンサルティングをご提供しています。

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