「サイトの一部だけ直したいのに、テーマを直接触るのが怖い」「制作会社に頼むほどでもない小さな改修が溜まっていく」。中小企業や士業、個人事業主の方からは、こうしたご相談を多くいただきます。Claude Code WordPress テーマ制作という使い方は、リポジトリ全体を読み込ませたうえで子テーマやカスタム投稿タイプのコードを書かせるもので、こうした小さな改修を現実的な手間に変えてくれます。ただし、AIが書いたコードをそのまま本番に載せると、表示崩れやセキュリティ事故につながります。この記事では、弊社が考える「AIがコードを書き、人が確認する」半自動の進め方を、手順に沿ってご説明します。

Claude CodeでWordPressテーマ制作とは何ができる仕組みか
Claude Codeは、ターミナル上で動くAnthropic社のコーディング支援ツールで、手元のフォルダにあるファイルを読み、編集案を示し、承認を受けて書き換えを行います。チャット画面にコードを貼り付けて質問する使い方と違い、テーマ全体のファイル構成を自分で読みに行ける点が最大の違いです。
WordPressのテーマは、header.phpやfunctions.php、テンプレートファイル、CSSなど複数のファイルが連動して表示を作っています。たとえば「お知らせ一覧のデザインを変えたい」場合、どのテンプレートが一覧を出力しているかを人が探すだけで時間がかかります。Claude Codeであれば、ファイルを横断して該当箇所を特定し、修正案を提示するところまでを任せられます。
利用にはGitでの履歴管理を前提にすることを、弊社ではおすすめしています。AIが変更したファイルは差分として一覧できるため、「何を直したのか」を制作者が一行ずつ確認でき、問題があれば元に戻せます。FTPで本番のファイルを直接編集する運用とは、安全性がまったく異なります。
Claude Codeは、本番サイトではなく、手元のコピーとGit管理下でだけ動かすのが基本です。本番に触れる作業、つまりデプロイやデータベースの操作は人が実行します。AIの役割はあくまでコード生成と修正案の提示であり、表示確認とセキュリティ判断は制作者の仕事として残します。
既存サイトを壊さず子テーマを作る方法は
子テーマは、親テーマを残したまま見た目や機能だけを上書きする仕組みで、Claude Codeに作らせる最初の題材として最も向いています。親テーマを直接編集すると、テーマ更新のたびに変更が消えてしまうためです。

手順としては、まずテーマフォルダをGitリポジトリとして管理下に置き、Claude Codeを起動して「親テーマ名を指定し、子テーマの最小構成を作ってください」と依頼します。生成されるのは、style.cssのヘッダー(Template行で親テーマを指定)と、親子のスタイルシートを読み込むfunctions.phpが基本です。この2ファイルだけなら、数分で内容を確認できる分量です。
そのうえで「トップページのヒーロー部分の文言を変更し、スマートフォンでの余白を調整してください」といった具体的な依頼を重ねます。曖昧な指示だと、AIが関係のないファイルまで書き換えることがあります。依頼には「変更するのは子テーマ内のこのファイルだけ」と範囲を明記すると、差分が小さくなり確認が楽になります。
子テーマ化の価値は、見た目の変更よりも「親テーマの更新を安心して受けられる状態」を作れることにあります。なお、親テーマ側のテンプレートを上書きするときは、親テーマのバージョンによって構造が変わっている可能性があります。Claude Codeにも親テーマの該当ファイルを読ませたうえで、制作者がステージング環境で表示を確かめてから反映してください。
カスタム投稿タイプを追加する方法は
カスタム投稿タイプは、「お客様の声」「施工事例」「セミナー情報」など、ブログ記事とは別の種類のコンテンツを管理画面に追加する機能で、子テーマのfunctions.phpにregister_post_typeを記述して作ります。
Claude Codeには、「施工事例というカスタム投稿タイプを追加し、アーカイブページと単体ページのテンプレートも作ってください。ブロックエディタ対応にしてください」のようにまとめて依頼できます。ブロックエディタで編集するには、登録時にshow_in_restを有効にする必要があります。この設定漏れは初心者がよく見落とす点なので、依頼文に含めておくと確実です。
作成後は、管理画面の「パーマリンク設定」を一度保存してリライトルールを更新しないと、新しい投稿タイプのURLが404になることがあります。AIが書いたコードが正しくても、この操作を忘れると「動かない」と見えてしまうため、制作者が把握しておきたい手順です。
また、カスタムフィールドで入力欄を増やす場合は、保存時のnonce検証、入力値のサニタイズ、出力時のエスケープ(esc_htmlなど)が欠かせません。AIが生成したコードは動いて見えても、エスケープや権限チェックが抜けていることがあるため、出力箇所を必ず目視で確認します。弊社では、WP_DEBUGを有効にした状態で警告が出ないかを確かめ、必要に応じてコーディング規約のチェックツールも併用します。
制作者が担う確認・バックアップと費用は
制作者が担うのは「表示確認」「セキュリティ確認」「バックアップと本番反映」の3つで、費用面ではClaude Codeの利用料に加え、確認にかかる人の工数を見込む必要があります。

表示確認では、PC・スマートフォン・タブレットで主要ページを見て、フォームやメニューが動くかも確かめます。バックアップは、本番に反映する直前にファイルとデータベースの両方を取得してください。Gitで管理されるのはテーマのコードだけで、投稿内容やプラグイン設定はデータベース側にあるためです。反映後に不具合が出たときの戻し方まで、先に決めておくと慌てずに済みます。
費用については、Claude Codeの料金はご契約のプランや利用量によって変わるため、最新の料金は公式サイトでご確認ください。実際の負担としては、ツール利用料よりも、確認作業とステージング環境の用意にかかる時間のほうが大きくなりがちです。小さな改修ほどAIの効果が出やすく、サイト全体の設計見直しのような大きな作業は、最初から専門家に任せたほうが結果的に安く済む場合もあります。
弊社では、Web制作・再構築としてサイトの企画から構築、SEO設定までを担当しているほか、AI実装・業務設計の一環として、こうした制作フローの整備もご支援しています。「自社でどこまで任せられるか」を整理したい段階であれば、AIアドバイザリーでの診断もご活用いただけます。機械が書き、人が確かめる半自動の線引きを最初に決めておくことが、AI活用で失敗しない最大の条件です。
よくある質問
プログラミング未経験でもClaude CodeでWordPressテーマを改修できますか?
小さな修正であれば可能ですが、差分の確認や表示チェックができる人が必要です。難しい場合は、確認工程だけでも制作会社に任せる方法があります。
Claude Codeに本番サイトを直接編集させてもよいですか?
おすすめしません。手元のコピーやステージング環境でGit管理のもと作業し、本番への反映は人が実行してください。
子テーマとカスタム投稿タイプはどちらから始めるべきですか?
子テーマから始めるのが安全です。親テーマを残したまま変更できる土台を先に作っておくと、後の改修が楽になります。
AIが書いたコードのセキュリティはどう確認すればよいですか?
入力値のサニタイズ、出力時のエスケープ、nonce検証と権限チェックの有無を、制作者が目視で確認します。全自動で安全と判断せず、人の最終確認を残してください。
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まずは診断から。送っていただいたら、実運用の経験をもとに、その作業を「AIに任せられる部分」と「人が確認すべき部分」に分解した診断結果を、1〜3営業日以内にメールでお返しします。
- 診断まで完全無料です(費用が発生する場合は、必ず事前にお見積りを出し、納得いただいてからです)
- 診断の結果、AI実装・アドバイザリー・Web制作・メディア運用のいずれかでお手伝いできそうな場合は、進め方と費用の目安もあわせてご提案します。不要ならそのまま終了で大丈夫です(しつこい連絡はしません)

